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株式会社 デザインボックス

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【SUTEKI経営者のLANDING GEAR】医療現場からこの世界へ

MIKIメディカルスタイル

後藤美樹さん

 

看護師さんだったんですよね
はい、看護師でした。名古屋にある国立病院機構名古屋医療センター附属名古屋看護助産学校を卒業後、地元 の病院で5年間務めていました。 療養病棟と一般病棟に配属されました。

 

その時期、どんな気持ちで過ごしていましたか。
看護師としての仕事は楽しいことばかりではなく、時にはつらいこともありましたが、面倒見の良くて、心の底から尊敬できる先輩や優しくて相談しやすい師長さん、勉強熱心で切磋琢磨でき、高め合うことができる素晴らしい同期、可愛い後輩にも恵まれて忙しくも楽しくお仕事をしていました。
患者さま一人一人に寄り添い、 その人らしさを引き出す看護がなによりも楽しくやりがいでした。 一方で病気になって後悔する人や諦める人を見てきたり、持病で亡くなる方たちを看取ってきましたが、ずっと無力感もありました。病気になる前に”しっかりとした病気を予防できる指導”を受けていたら、この方の人生は変わっていたのではないだろうか。
今も大好きな奥様と幸せに余生を満喫していたり、 お孫様の結婚式に参列できたりしたのではないだろうか。自分のやりたい事をもっとできたのでは?と考えながら仕事をしていました。病院は病気を治療するところであって、予防医学がしっかりできていない。
Drは病気を治すスペシャリストで、予防のスペシャリストではありません。
少子高齢化問題や税金問題、いじめ、自殺などの社会問題なども含めて これからの未来を担っていく方たち
未病の方のカラダとココロの健康支援に力を入れたいと考えながら仕事をしていました。ただ自分が病気と分かって病院に通う方だけではなく、むしろ自分は元気だ、
と思って病院に行かないで無理をして頑張りすぎている方に目を向けるべきだと思いました。

今の職業に出会ったきっかけは。
私が看護師として働いている頃、健康耳つぼダイエットサロンの患者として通って知りました。 元々、職業病で腰椎椎間板ヘルニアを患っていました。 カラダも弱く、週一の頭痛、月一の扁桃腺炎での高熱、病院通いは当たり前でした。
看護師だったので、薬の知識もあったし、頼るのは当たり前でした。 腰椎椎間板ヘルニアを治すために、テニスサークルや加圧トレーニング、フィットネスジム、鍼灸、カイロプラクティック、マッサージ、整体など様々なものに手を出しましたが、治ることはなく、整形のクリニックでも麻薬の一歩手前の鎮痛剤を内服しました。
ブロック注射や、ステロイド点滴も効果なく、最終手段で手術を看護師1年目で踏み切りました。 手術は大成功でしが、しばらくして再発しました。 もともと飲んでいた内服薬に手を出すのですが、長期間飲んでいたかったからか、副作用が強く出てしまい、飲めなくなってしまいました。
そのことを通っていたダイエットサロンの女性の先生に相談し色々とアドバイスを受けました。 バランスの取れた食事指導も生活習慣のアドバイスも受け、
さらに女性特有の悩みや相談を優しく聞いてくださり、とても心が落ち着きました。 このサロンに通ってから、めちゃくちゃだった食生活も一変しました。
カラダにいい食材は何か。 気をつける食事は何か。 ポジティブなマインド作り、腸活、温活 自分を労って、大事にしてあげることを学びました。 病気も自然に改善されていきました。
自分の主治医は病院の先生ではありません。 台所だと思っています。 口にしたものがカラダを作ります。 知っていましたか? 「服用」という言葉の由来を。
なぜ、薬を飲むという意味に”服”を使うのか。 昔の人は、麻やシルクの自然でできた服を着ていました。 服を着ることで体温を上げることができる。体温を上げることができれば、免疫力アップに繋がる。
オーガニックコットン、麻やシルクなど天然成分は肌によく合います。 何を身に付けるかによって、体調も変わるのです。 “経皮毒”という言葉があるように、人間の皮膚は肌に触れるものの成分を吸収します。
なので、なるべく化学繊維で染料されたものは身につけたくないですよね。生理用ナプキンとか。服用の語源は古書「書経」にあるといわれ,
服に薬理作用があることを示唆している。すなわち薬物を身体に取り込まなくても、薬効が生じる事を、東洋人は認識していたと思われる。 昔の人は薬を飲まなくても、治す術を知っていたのですね。
この健康サロンでは看護師の私も知らないたくさんの健康知識を学ぶことが出来ました。 ここを卒業して以降、ヘルニアもなく、薬も飲んでいませんし、頭痛も扁桃炎もなくカラダがとっても楽になりました。
体質改善するとこんなにカラダって楽なんだ、と感じて、私もこのお仕事に就いて、皆さんの健康サポートをしたいと思いました。
気持ちの変化はありましたか。

看護師時代はチーム医療やチーム看護といった、チームでするお仕事だったので、いつも周りにはたくさんの人に囲まれていました。 寂しさとは無縁でした。

今は一人で個人事業主としてやっているので、少し寂しいときもあります(笑) 

でも後悔はしていません。 自分の夢のために、断ち切ったものだから。

今は看護師時代以上に素敵な人たちと知り合えて、学べていて、

全国に同志の耳つぼの先生がいて、大好きな人たちに囲まれていて、

すごく温かくて幸せです。

全国の予防医学のスペシャリストの先生と繋がることができて、とても幸せです。

今はまだ思うような結果に結びついてないですが、ここで諦めたら今までの自分に可

哀相なので、失礼のないよう、諦めず、夢を追いかけていきたいです。

努力が報われず、不安になるときがあるのですが、自分以上に私を信じてくれる方た

ちが多くて、私の原動力になっています。

期待に応えられるように精一杯頑張ります。

秋のイベントも仕切られてますよね。
はい!

私にしかできないお仕事だと思って、携わらせていただいております。

初めはそんなことできるかな。と思っていましたが、本気で打ち込むと何だってできるんだと学びました。 

分からないことだらけですが、周りの人が手を差し伸べてくださるし、どんどん盛り上がってきていてとっても楽しいです。 

イベントを通して、たくさんの方と出会うことが出来ました。

考えているだけで想像が膨らんで来てワクワクします。

ディズニーのスタッフさんのように笑顔で楽しく仕事したいです。

エンターテイナーみたいに。

出店者様も来場者様も楽しんで頂きたいです。

ここで得た学びや人脈は私の宝物です。

今後に繋げて更に成長していきたいです。

 

今後の夢を聞かせて下さい。
今は小さな自宅サロンでやってるので、店舗を構えたり、姉妹店を作りたいです。
いつも予約満席で朝から夜までお客様が絶えない、いつも笑いが聞こえる温かいサロンにしたいです。
もっと自分の可能性を探したいです。 イベントを開催して、予防医学の大切さ、健康の環を広げていきたいです。

インタビュー/ (株)デザインボックス 

行方優子

インタビユーを終えて

MIKIメディカルスタイルの後藤美樹さんは、見た目のかわいらしさと違い、厳しい医療の世界から転身しただけあって芯の通った真直ぐな性格とキラキラした目が印象的。元々は予防医学に興味があったらしい。今の日本の医学はどちらかと言えば対処療法。病気になったら病院にいく、そしてクスリを飲む。彼女の中ではそんな世界に違和感を感じていたのだろう。彼女自身が身体を壊した経験があるからこそ、人が何を求めてくるかを直観的に感じてアドバイス出来る自信があるのだ。まさに世知辛い現代で求められているものかもしれない。結局のところいつの時代もアナログ的な温かいものを人は求める。彼女の堂々と胸を張って生きるスタイルに憧れるファンがつくのも時間の問題だろう。

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