kiss and dream party program
お迎え演奏
1、ワルツ ピアノ&ヴァイオリンAndre Rieu -Voices Of Spring
「華麗なる大円舞曲」は、ショパンが1833年に作曲した華やかで美しいワルツです。この曲は優雅な旋律や流れるようなリズムが特徴で、演奏する際にはその情感を表現することが重要だそうです。1810年にポーランドに生まれた彼は、1830年に愛する故郷を去りウィーンへ、翌年にはパリへ向かう。ショパンにとって初めて出版されたワルツとなった本作は、短い期間ではあるが滞在したウィーンで聴いたウィンナー・ワルツ(19世紀のウィーンで流行し、ヨーロッパ中に広まっていったとされるワルツ)の影響を受けている。ショパンは、恋多き音楽家としても知られている。この『華麗なる大円舞曲』も、1833年には、将軍の娘で、ピアノの弟子でもあったローラ・ホルスフォードという女性に(しかし、最終稿とは大きく異なる内容となっているのです)、翌年にはマリア・ヴォドジンスカという女性に贈られている。殊にマリアは、数多くの女性と浮名を流したショパンにとって、たった一人結婚を約束した女性。元来からの彼の病弱さが原因となって縁談は破棄されてしまったのだが、生涯に渡って理想の女性像として心に残っていたそうです。そんな切ない気持ちも込められた曲を感じながらお聴き下さい。
3タンゴ
メキシコのクラシック作曲家 マニュエル・ポンセの代表作
[彼の愛無しでは 生きてさえゆけないの]
実はすごくロマンチックな曲 Estrellita
「Estrella」の語尾に縮小辞(…ita)が付い形で、
「小さなお星さま」 というような意味。
この曲は世界中で有名になり、多くの歌手に歌われました。
有名なバイオリニストのヤッシャ・ハイフェッツは、
演奏する国の作曲家の曲をプログラムに組み込むのが好きでした。
1923年にメキシコシティにいた彼は、メキシコの作曲家の曲を持っていないことに気づきました。そこのカフェで、地元のミュージシャンがマヌエル・ポンセの作曲したエストレリータという人気曲を歌っているのを聞きました。彼はナプキンにメモを取り、その夜、この曲に基づいてバイオリンとピアノのアレンジを作曲しました。
素敵な詩はこちら。
5、椿姫Estrano
不思議だわ!~ああ、そはかの人か~花から花へ
ヴェルディ作曲:オペラ「椿姫」より:ヴィオレッタのアリア~G.Verdi:Opera“La Traviata”:Ariadi Violetta~
主人公のマルグリットはパリの社交界に燦然と輝くゴージャスな高級娼婦なんですが、そんな生活でとても 心が疲弊していました。
ぎらぎらした世界に疲れ切ったところに、あるパーティで知り合いになったのが、真っすぐなアルマン青年。 ふたりは恋に落ちて、田舎に引っ込んで穏やかな暮らしを楽しみます。
ですが、起承転結の転、事態は悪い方へ。
家柄の良いお坊ちゃんなアルマンの父親が、息子が高級娼婦と同棲しているという話を聞きつけて、前途洋々たる息子のために身を引いてくれと談判をもちかけ、マルグリッドを説得してしまいます。
マルグリッドは娼婦稼業に戻り、アルマンは傷心旅行へ。ただでさえ心身を切り売りする生活に疲れ果てていたところに、愛する人を手放したことで打撃を受けたマルグリッドの身体を、持病の結核が蝕んでいきます。
思い切ろうとしても、思い切れないのが恋心。
たとえ身の滅んだあとであろうとも、いつかは自分の愛を想い人に知ってもらいたいと、マルグリッドはことの顛末を手記に残し――死んでしまう。
不思議だわ…不思議だわ!
あの方の言葉が心に刻み込まれてしまった!
真剣な恋なんて、私には厄介なことになるかしら?
とまどっている私の心よ、どうする気なの?
誰もお前に火をつけたものはない…
愛する人に愛されるという、私の知らなかった喜び…!この単なる快楽を追う私の生活のために
その喜びを無視できるかしら?ああ、きっと彼だったんだわ。乱痴気騒ぎの中にあっても
時々孤独になっていた私の心が神秘的な色彩で胸に描いてた人だったのよ。彼は控えめで細かい気配りをしてくれるの、そしてこの病人の家に来て
また別の熱を上げさせてしまったの、本当の愛、という熱を。その恋に心をときめかせて過ごしてきたの。この宇宙全体が神秘的に、誇らしげに
苦しみと快感をこの心に送ってくるんだわ!馬鹿げたこと!…それは儚い夢なのよ!…
私はこのパリと呼ばれている人のごみごみといる砂漠のただ中に1人捨てられた哀れな女なのよ。
何の希望があるの?…何をすれば?…
楽しむことよ!官能の渦の中に快楽を求めて死んでいくのよ。快楽から快楽に身をまかせていく私は
いつも自由の身でなければならないの。
私は人生を、快楽の小径をすり抜けるように生きたいの。夜が明けてから日が沈むまで1日中、
私の思いは新しい快楽を追い求め
パーティーの中で楽しみにふけっているのよ。
È strano!… è strano!…
in core scolpiti ho quegli accenti!
Saria per me sventura un serio amore?
Che risolvi, o turbata anima mia?
Null’uomo ancora t’accendeva…
O gioia ch’io non conobbi, esser amata amando!
E sdegnarla poss’io
per l’aride follie del viver mio?
Ah, fors’è lui che l’anima
solinga ne’ tumulti
godea sovente pingere
de’suoi colori occulti!
Lui che modesto e viglie
all’egre soglie ascese,
e nuova febbre accese,
destandomi all’amor.
A quell’amor ch’è palpito
dell’universo intero,
misterioso, altero,
croce e delizia al cor!
Follie!… follie…
delirio vano è questo!…
Povera donna, sola,
abbandonata in questo
popoloso deserto che appellano Parigi.
Che spero or più?… Che far degg’io?…
Gioie, gioie!
di voluttà ne’ vortici perir.
Sempre libera degg’io
folleggiare di gioia in gioia,
Vo’ che scorra il viver mio
pei sentieri del piacer.
Nasca il giorno, o il giorno muoia,
sempre lieta ne’ ritrovi
a diletti sempre nuovi
dee volare il mio pensier
6 オペラ「椿姫」の乾杯の歌:Libiamo ne’lieti calici (Brindisi)/Giuseppe Verdi
乾杯しよう、美しく飾られた喜びの杯に
乾杯しよう、愛は杯の間にあり、
より熱い口づけを手に入れることだろうそして、つかの間のあいだ喜びに酔いしれる
乾杯しよう、愛がもたらす甘美な震えの中で、
その瞳が絶対的な力で心に向けられるから
乾杯しよう、愛は杯の間で、
より熱い口づけを手に入れることだろう
皆さんとなら、私の楽しい時間を分かち合えるでしょう この世のすべては狂気なの、喜び以外は
楽しみましょう、束の間で、はかない愛の喜びを
咲いては散る一輪の花のように、楽しめなくなる前に楽しみましょう、私たちを招いている、焼けつくような喜ばしい言葉を楽しもう、杯と歌を、そして美しき夜と笑いをこの楽園で新たな一日が見つかるだろう
Libiam, Libiam ne’ lieti calici
Che la bellezza infiora,
E la fuggevol, fuggevol ora
S’inebri a voluttà.
Libiam ne’ dolci fremiti
Che suscita l’amore,
Poiché quell’occhio al core
Onnipotente va.
Libiamo, amor, amor fra i calici
Più caldi baci avrà.
(VIOLETTA)
Tra voi, Tra voi saprò dividere
Il tempo mio giocondo;
Tutto è follia, follia nel mondo
Ciò che non è piacer.
Godiam, fugace e rapido
È il gaudio dell’amore;
È un fior che nasce e muore,
Né più si può goder.
Godiam c’invita, c’invita un fervido
Accento lusinghier.
7 カッチーニ『アヴェマリア』
『アヴェマリア』は、聖母マリアを讃える祈りの言葉が歌詞に使われている曲で、これまでに、多数の作曲家によって、たくさん作曲され、どの『アヴェマリア』も、世界中の人々に愛され親しまれています。
「グノー作曲、シューベルト作曲、そしてカッチーニ作曲の3曲が、「世界三大アヴェマリア」と呼ばれ、
大変有名で、今回は、カッチーニのアヴェマリア
『アヴェマリア』の「マリア」とは、キリスト教における神の子イエス・キリストの母である「聖母マリア」のことですが、「聖母マリア」からイメージされるのは、神聖、祈り、慈愛、癒し、安らぎ、希望、甘美、優しさ、抱擁、温和、微笑み、光、清らかさ、慎ましさ、思いやり、母性「聖母マリア」と言えば、
愛や優しさの象徴のよう!
抑圧されたように、悲しげに響いてくるメロディーから始まり、それは、途中で慟哭になり、そして心を締めつけるような嘆きになります。そのため、癒しや安らぎのような穏やかさとは反対に、息苦しい沈痛な感情が、湧き上がってきて、聴いている私たちの心を大きく乱します。何度聴いても、聴くたびに心が強く揺さぶられ、おもわず涙がこぼれ出てきます。しかも、歌詞が、「アヴェマリア(Ave Maria)」 のたった一言だけなのです!始めから終わりまで、「アヴェマリア(Ave Maria)」だけを、悲しい慟哭と嘆きで、何度も繰り返すのです!当日は素晴らしい大聖堂にいると思って目をつぶって聴いてみて下さい。
9 『火祭り」 De Falla / El amor brujo
元夫の亡霊に悩まされるジプシー娘カンデーラの物語。凄く怖いですね。確かに曲調は激しくて
私は主催するNaomiさんの東京ライブで初めてこの演奏を聴いた時は鳥肌が立ちました。(この時はストーリーを知らず)カンデーラは友人のジプシー娘達に協力してもらい、除霊の儀式(火祭りの踊り)を執り行うこととなる。今、恋人が居て、元夫が亡霊で出てくるなんて怖すぎます。時は真夜中、焚き火を囲んで美しいジプシー娘達が舞いを捧げると、女好きだった元夫の亡霊がすぐに現れ、彼女達と一緒に踊り始めた!(女好きなのに亡霊で出るって、、ツッコミ満載です。イタリアこういうの多いのです。)娘達のダンスは徐々にスピードを増していき、勢いが最高潮に達すると、亡霊は焚き火の中に吸い込まれ、そのまま永遠に消滅しました…(ようやくさよなら)元夫の亡霊から解放されたジプシー娘カンデーラは、新たな恋人カルメロと結ばれ ハッピーエンディング。とても難しい曲で、なかなか弾ける人は居ないと聞いています。こんな背景を知ると、元夫がアンテカローマの会場にもいるような気がしますよね。見たいような怖いような..お楽しみになさって下さいね。
10 Vivaldi the four seasons
11 糸
なぜめぐり逢うのかを私たちはなにも知らない
いつめぐり逢うのかを私たちはいつも知らない
どこにいたの 生きてきたの 遠い空の下ふたつの物語
縦の糸はあなた横の糸は私
織りなす布はいつか誰かを暖めうるかもしれないなぜ生きてゆくのかを迷った日の跡のささくれ
夢追いかけ走ってころんだ日の跡のささくれ
こんな糸が何になるの心もとなくて震えてた風の中
縦の糸はあなた横の糸は私
織りなす布はいつか誰かの傷をかばうかもしれない
縦の糸はあなた横の糸は私
逢うべき糸に出逢えることを人は幸せと呼びます。
12 Con te partiro Andrea Bocelli Sarah Brightman
君と旅立とう
13 オーソレミーオ
1744年以来、毎年ナポリのサンタ・マリア・ディ・ピエディグロッタ寺院で催されている民謡祭の第一期黄金時代(19世紀後半)に作曲された。
題名の『オ・ソレ・ミオ』(私の太陽よ)が、
ナポリの輝く太陽と恋人の二つの意味をもっているように、この曲全体は、ナポリの美しい自然と恋人への一筋の激しい恋を歌い上げています。